3Dクリスタル写真版の製作

3Dクリスタル写真版の製作


 一般の3Dクリスタルは線と面で構成された3Dモデルを彫刻データに変換します。そのため、立体表面の濃淡は面の濃淡で表現し、模様は線として書き込まれていました。建物や機械の透視図には向いていますが、クリスタルの中のリアルな表現には向いていません。

 最新のデータ製作ソフトでは、テクスチャデータ(立体表面の陰影、模様などの情報)を扱うことで、よりリアルな彫刻をクリスタルの中に再現しました。

 ベセルカでは、テクスチャ版(3Dクリスタル写真版)の彫刻データを、より安価に短期間で製作することができます。


陰影処理

 写真の左側の仏像は旧来の3Dクリスタルで、目鼻、衣装のシワは、彫刻で目立つように線で表現されています。こちらも非常に高精度の彫刻となっていますが、右側の仏像は同じ大きさでも存在感が違って見えます。これは、仏像表面に陰影を加えたためにそう見えるのです。

 3Dモデルに仮想の光源を設定し、それにより照らされた部分を彫刻データに再現しています。暗い部分は彫刻されない(もしくは淡く彫刻される)ため、3D写真版は基本的に正面方向から鑑賞するための彫刻となるので、注意が必要です。

3Dクリスタルの写真版と通常版の違い


3Dクリスタル彫刻データ画像3Dクリスタル写真版の彫刻例


模様の再現

 魚の鱗やヒレなどは単純な3Dモデルでは再現が難しいのですが、テクスチャデータとして3Dモデルに貼り付け、光源による陰影処理を行うと、とてもリアルな立体物として表現されます。

 なお、テクスチャ処理をしたデータを持込いただければデータ変換費用のみで彫刻加工できる場合があります。

各種データからの製作可能

 弊社では3ds maxからのデータ製作が主ですが、他のソフトからでも互換性のあるデータであれば、変換費用のみで彫刻データを製作可能な場合があります。

 オリジナルの3Dクリスタルの製作は1個からでも承っております。個人のお客様でも、Metasequoia (フリー版のmqoファイルも可)等で製作したデータから3Dクリスタルを製作することができます。

 まずはお問い合わせください。

写真の立体化

 写真を3Dモデルの表面にテクスチャデータとして貼り付けることで、擬似的に立体化することもできます。

 写真には完全な立体情報は含まれませんので、立体データは必ずしも被写体と一致するわけではありません。ですが、写真をデータとして使っているため、とてもリアルな彫刻として眼に映ります。

 以前はデータの製作に2週間程度かかっていた技術ですが、2日程で製作できるようになり、コストも安く済むようになりました。

 ベセルカでは、写真からの3Dクリスタルを4〜6営業日程度で製作することができます。

 写真からのオーダー製作はこちら

ペットの3Dクリスタルのデータ画像
ペットの3Dクリスタル

 
 
 
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